歯周病治療について
目次
当院の歯周病治療の特徴
「歯を残す」歯周病治療
当院の基本方針は「抜かない」です。やはりどんなに良い入れ歯を入れようとも、自分の天然の歯に勝るものはありません。また、歯周病や虫歯は適切な治療を行うことで意外と歯は残せる場合も多々あります。
当院では患者様の状態をしっかりと把握し、丁寧にお話を伺いながら不安や疑問を解消していただけるよう努め、治療においては可能なかぎり歯を残す方法を検討してご提案しています。どうぞ自己判断せず、怖がらずにまずは一度当院へご相談ください。
歯周病治療は、患者様の協力が不可欠です
歯周病治療は、歯医者と患者様が二人三脚で取り掛からなければ治らない病気と考えています。
ご来院されたときに、歯の周りの歯石を専門的な方法でしっかりと取り除き、治癒に導くのが私たち歯医者の領分です。
しかし、せっかく歯医者でキレイにクリーニングをしても、ご自宅でのセルフケアをサボってしまうと歯にすぐに歯石がついてしまい、ほんの数週間で後戻りしてしまいます。
歯周病治療・予防には、ご自宅でしっかりと歯ブラシ・歯間ブラシ・フロスで磨いていくことが必要不可欠なのです。そして、問題がないかをチェックのために継続して歯医者に通うことが必要になるでしょう。
歯周病ゼロを目指して:
いつでも通いやすい歯医者へ
誰もが歯周病にはなりたくないし、治したいと考えています。でも、どうしても「忙しくて時間が取れない」「行ける時間は予約が取りずらい」など、そもそも歯科医院に通うこと自体がハードルになるケースも多いように感じています。
当院では、そうした患者様の気持ちにお応え出来るようにと、土日祝日も夜22時まで診療しています。「行きたくてもいけない」という患者様に対して、歯医者に通うハードルを可能な限り下げて、いつでも通院しやすい歯医者を目指してます。
お仕事帰り、休日、夜の遅い時間帯でも診療可能ですのでお気楽におこしくださいませ。
気になる症状やご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
歯周病の予防のために必要なこと
歯科医院で行う予防ケア
まず何より「歯周病とはどういう病気なのか?」「どうしたら歯周病を予防できるのか?」など、歯周病について患者様に知っていただくことが重要と考えています。そのために当院では、丁寧にカウンセリングを行っています。
歯周病は年をとればとるほど、ゆっくりと確実に大変な病気となっていきます。歯周病を正しく理解することで、歯周病にならないというモチベーションを生み出します。 モチベーションを獲得したのちに、適切な歯ブラシ・歯間ブラシ・フロスの使用方法をお伝えいたします。あとは、セルフケアと定期的な歯科検診で健康な状態を維持していくことで歯周病とは無縁の生活を送っていただきます。
自宅で行う予防ケア
歯科医院で得た歯周病の正しい知識とセルフケアで毎日の予防ケアを実践していただきます。あわせて、定期的に歯科医院へ検診に通うことで、自分では取りきれない汚れをプロの技術で取ってもらうことで、歯周病とは無縁の生活を送っていただけることでしょう。
歯周病のセルフチェック
歯周病は知らない間に進行していることも多い怖い病気です。
以下のような症状に覚えのある方は、なるべく早めに歯医者で受診することをおすすめいたします。
- 少し歯茎が腫れている
(腫れを繰り返している) - 歯ブラシの時によく出血する
ところがある - 歯が浮いた感じがする
(全体的に・部分的に) - グラグラする歯がある
- 時々歯茎から膿がでる
- 口臭がする(口臭が気になる)
- 口の中がねばつく
- 歯が伸びてきた感じがする、
歯の根っこが出てきた - 全体的にしみるところがある
- 歯並びが崩れてきた(前歯が出てきた)
歯周病(歯槽膿漏)・歯肉炎とは
歯肉炎は歯周病の初期症状です
歯の周りに歯石が付き、その中に含まれるばい菌から毒素が排出され、それが歯肉に入り込んでくると「歯肉炎」になります。
それから症状が進むと、炎症部位から離れるように歯を支える骨が下に下がり「歯周病」と呼ばれる状態になります。
歯肉炎の症状とは?
- 最近、少しだけ歯茎が腫れている
- 最近、歯ブラシの時になんとなく出血する箇所がある
- 最近、歯が浮いた感じがする
- 最近、全体的にしみるところがでてきた
- 最近、口臭が気になる
歯肉炎は歯周病の初期症状ですので、歯肉炎の症状は非常に軽微なことがほとんどです。
以下のような「最近〇〇になってきた」という違和感を見逃さないことが大切です。
歯周病の症状とは?
- 歯ブラシの時になんとなく
出血するところがある - 歯が浮いた感じがする
(全体的に・部分的に) - 少しだけ歯茎が腫れている、
また腫れを繰り返している - 時々歯茎から膿がでる
- 歯がぐらついている
- 口臭がする、口臭が気になる
- 歯が伸びてきた感じがする、
歯の根っこが出てきた - 全体的にしみるところがある
- 歯が頼りない感じがする
- 歯並びが崩れてきた、
前歯が出てきた
歯周病の初期は歯肉の粘膜症状のみですが、進行して骨が溶けてくると症状が徐々に大きくなります。
歯がグラグラ(動揺)するようになり、さらに症状が進むとその部分は抜歯となってしまうため、可能なかぎり早めの受診・治療が重要です。
歯肉炎も歯周炎も基本的には歯石(ばい菌)が常に存在することによる慢性炎症です。基本的には、痛みといった強い症状は少ないですが、体調が悪い時などに免疫力が低下すると、ばい菌の毒素が強く働いて急に痛くなる場合もあります。
しかし、体調が回復すると症状がなくなり、それを繰り返しているうちに次第に重篤化していくケースもあります。
歯周病の原因・全身疾患との関連について
歯周病の原因とは?
歯周病の原因は、歯石に含まれる細菌です。そのため、歯周病リスクを抑えるためには、歯石の前段階の歯垢を歯ブラシで毎日しっかり落とし、1~3か月に一度の歯医者への定期検診で、ご自身でとり切れなかった歯石を取ってあげることが非常に有効です。
歯周病が及ぼす全身への影響
歯周病が全身の様々な状態に影響を及ぼすことが、近年の研究で分かってきています。
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- 骨粗鬆症
- 骨粗鬆症の方は全身の骨がもろくなり、歯周病の進行が加速し、歯の喪失の原因となる場合があります。
特にBP製剤(ビスフォスフォネート製剤)を服用されている方に対して抜歯を行うと、周囲の骨が壊死してしまうという報告が多数ありますので、BP製剤を服用している方は必ず歯医者にご相談ください。
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- 糖尿病
- 歯周病菌が血管内に入り込むと、血糖値を下げるホルモンの働きを阻害し糖尿病が悪化します。
歯周病と糖尿病は相関関係にあるとされ、歯周病の治療をすることで糖尿病が改善に向かったという報告もあります。
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- 妊娠性歯肉炎・
低体重児出産 - 妊娠すると歯周病にかかりやすくなります。特定の女性ホルモンが歯周病菌の増殖を促し、新進後期には炎症を悪化させるプロゲステロンが多く分泌されるためです。
歯周病菌が胎盤を通して胎児に直接感染することで低体重児出産、早産の原因になると考えられています。
- 妊娠性歯肉炎・
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- 狭心症・心筋梗塞・
脳梗塞 - 歯周病原菌の刺激によって、動脈硬化を誘導する物質が生じ、血管内が詰まりやすくなるとされています。
- 狭心症・心筋梗塞・
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- 誤嚥性肺炎
- 常にお口の中にいる歯周病菌が肺に入ってしまうことで、免疫力の弱い人が肺炎になってしまう場合があります。
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- メタボリック
シンドローム - 歯周病菌の排出する毒素が血糖値の上昇、動脈硬化・心筋梗塞などを加速し、さらにはこの慢性炎症が個体の廊下を促進するという論文も出るなど、歯周病との関連性が注目されています。
- メタボリック
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- 口臭
- 歯周病の原因となる歯石の中に含まれるばい菌が、口臭の原因となる場合があります。歯周病治療や定期検診でお口の中の細菌数を少なくすることで、確実に口臭の元になるばい菌の数を減少させ、口臭予防を行うことが可能です。
「口臭が最近気になる」という方も、一度歯周病の検査とクリーニングをお勧めいたします。
歯周病で抜歯を
お勧めするケース
歯周病が進行すると次第に歯を支える力が弱まり、歯がグラグラになってしまいます。多少ぐらついていても、横の歯と固定したり、入れ歯をひっかけて固定するなど、残すことで何かしら役に立つ可能性があればなるべく抜歯はしない方針です。
しかし、ぐらつきが邪魔をして食事がしにくいケースや、その歯の歯周病が原因で左右の歯にまで影響を及ぼすと判断されるケースでは抜歯をおすすめすることがあります。
まずはその歯が残せるかどうか、一度ご相談いただけると診査が可能です。
歯周病の進行パターン・治療法について
健康な歯茎の特徴とは?
健康な歯茎はピンク色で、赤く腫れている兆候はありません。不快症状も特にないのが健康な歯です。
歯茎は引き締まり、ステップリングと呼ばれる歯と歯茎がぎゅっと引き締まている状態が健康な歯肉の状態と言えるでしょう。
①軽度歯周病
少し歯茎に赤みが帯び、ぼってりとしている感じです。歯の上に少しだけ歯肉がのっかっているのが炎症を強く起こしている部位です。
まだ骨はほとんど下がっておらず、歯肉が少し腫れているだけなので、見た目や自覚症状では歯周病と気づかない場合がほとんどです。歯ブラシで少し出血することもあります。
歯周ポケット(歯と歯茎の間の溝)は3~4mm程度です。治療回数は1~2回となります。
<治療の流れ>
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- カウンセリング
- まずはカウンセリングで自覚症状をお伺いし、状態確認のためのレントゲンを撮影します。歯周病の検査を行い、歯周病になっている部位を洗い出し、全体の歯石を超音波で洗い流します。
ブラッシングの方法や重点的に行った方が良い部位をお伝えし、2週間ブラッシングを頑張っていただきます。(1~2回)
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- 歯周病検査
- 2週間後に歯周病の検査をし、問題なければ1か月後に再度歯周病のチェックやクリーニングを行います。
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- 通常検診
- 全体が安定し、良好な状態になった時点で3か月に一度の通常検診で良好な状態をキープしていきます。
治療費
※すべて保険診療で行うことが可能です。(3割負担の場合)
レントゲン | 約1,200円 | 歯周病検査 | 約700円 |
---|---|---|---|
歯石取り・クリーニング・ブラッシング指導 | 約1,300円 | 歯石取り2回目 | 約1,000円 |
②中等度歯周病
歯周病が進行し、歯を支える骨の量が1/3程度減少した状態です。歯肉は腫れているので、少し歯根が出てきて「歯周病かな?」と気づかれて来院される方が多い段階です。
歯もほんの少しぐらつきなんとなく頼りない状態にあります。
症状としては、歯肉の出血、歯のぐらつき、噛むと痛いときがある、歯が浮いた感じがする、歯が長くなった気がするなど、まだ強い症状は出にくい段階でもあります。
しかし、レントゲン写真では明らかに骨がなくなっています。歯周ポケットは4~6mm程度、治療回数は5~7回です。
<治療の流れ>
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- カウンセリング
- カウンセリングで自覚症状をお伺いし、その後歯周病の検査を行い、歯周病になっている部位を洗い出し、全体の歯石を超音波で洗い流します。
ブラッシングの方法や重点的に行ったほうが良い部位をお伝えし、2週間ブラッシングを頑張っていただきます。歯間ブラシの使用も必須です。(1~2回)
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- 歯周病検査
- 2週間後に歯周病の検査を行い、軽減しているか再度歯周病のチェックを行います。しかし、歯の下のほうにはまだ歯石が残っている状態です。
歯周ポケットが軽減してくると歯周ポケットのさらに中の方の歯石が見えてきますので、28本の歯を1/6に分けて個別に徹底的に歯石を取っていきます。(6回程度)
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- 歯周病検査
- 2週間後に再び歯周病の検査をします。改善が確認できたら全体を洗浄し、1か月に1度のペースで後戻りがないかチェックしていきます。
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- 通常検診
- 全体が安定し良好な状態になった時点で、3か月に一度の通常検診で良好な状態をキープしていきます。
治療費
※すべて保険診療で行うことが可能です。(3割負担の場合)
レントゲン | 約1,200円 | 歯周病検査 | 約700円 |
---|---|---|---|
歯石取り・クリーニング・ブラッシング指導 | 約1,300円 | 歯石取り2回目 | 約1,000円 |
SRP(細部の歯石取り) | 約250円/1本 |
③重度歯周病
歯を支える骨の大部分がなくなり、全体的に歯がぐらつき、歯の位置も安定しません。
お食事をするのが困難な状態でしょう。治療回数は10~15回です。
<治療の流れ>
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- カウンセリング
- カウンセリングで自覚症状をお伺いします。
その後、歯周病の検査を行い、歯周病になっている部位を洗い出し、残せる歯と残せない歯を判別します。
抜歯が必要な場合にはどのような方法で歯を入れるのか、動揺している歯の固定など、綿密に治療計画を立てます。
完治には時間もかかるので、費用、期間、状態、治療方法をしっかりと相談の上で決定します。
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- 歯石の洗い流し
- 全体の歯石を超音波で洗い流します。ブラッシングの方法や重点的に行ったほうが良い部位をお伝えし、2週間ブラッシングを頑張っていただきます。
歯間ブラシの使用も必須です。(2回)
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- 歯周病検査
- 2週間後に歯周病の検査を行い、軽減しているか再度歯周病のチェックを行います。
しかし、まだ歯の下のほうにはまだ歯石が残っている状態です。
歯周ポケットが軽減してくると歯周ポケットのさらに中の方の歯石が見えてきますので、28本の歯を1/6に分けて個別に歯石を徹底的に取っていきます。(6回程度)
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- 再検査
- 2週間後に再度歯周病の検査をします。
治っていない歯に対しては当初よりは改善しているので再度同じ方法でアプローチするか、または歯周外科処置で外科的に歯肉の状態を回復させます。(1~6回)
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- 全体洗浄
- 改めて2週間後に歯周病の検査をします。治っていれば全体を洗浄し、欠損した歯に対しては歯を入れたり、動揺している歯に対しては永久固定を行います。
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- 状態の確認
- 1か月おきに後戻りがないか状態を確認します。
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- 通常検診
- 全体が安定し良好な状態になった時点で1~2か月に一度の通常検診で良好な状態をキープしていきます。
治療費
※すべて保険診療で行うことが可能です。(3割負担の場合)
レントゲン | 約1,200円 | 歯周病検査 | 約700円 |
---|---|---|---|
歯石取り・クリーニング・ブラッシング指導 | 約1,300円 | 歯石取り2回目 | 約1,000円 |
SRP(細部の歯石取り) | 約250円/1本 | 歯周外科処置 | 約2,000円 /1本 |
気になる症状やご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
歯周病の基本的な治療法について
スケーリング
専門的な超音波洗浄機を用いて、歯を傷をつけることなく目視できる範囲の歯石を全体的に取り除く処置です。
スケーリングを行うことでお口の中の歯周病菌の数を大幅に減少させることができ、お口の中を清潔な状態にすることが可能です。
初期~重度の歯周病の患者様に対して最初に行う処置であり、また初期の方はこの処置だけで歯周病を改善することができます。
重度の方もこの処置で全体の歯周病の重症レベルをまとめて下げることのできる、歯周病治療においては欠かせない処置となっています。
定期検診の際のクリーニングの一環としても行います。
歯周外科処置(フラップ手術)
歯周病が中等度~重度で、歯石が歯茎の奥底の器具の届かない位置に残っており、それが原因で歯周病の改善が望まれないという場合に行う外科的な処置です。
歯石のある部位の歯肉をピンポイントで剥離し、歯石を目視できるようにして直接歯石を除去します。歯肉を剥離することで徹底的な歯石の除去が可能となります。
また歯肉の形も正常な形に成形することで、治った後も歯周病になりにくい環境を直接作り出すことが可能です。歯石を一通り除去した後に、それでも治りの悪い歯に対して行うことがあります。
<フラップ手術の流れ>
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- 歯周病の治りの悪い歯に対しピンポイントで麻酔をかけ歯肉を剥離します。(2cm程度)
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- 残存している歯石を取り除きます。
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- 歯周病によっていびつになってしまった歯を支える骨の形を整えます。
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- 腫れてしまっていびつになってしまった歯肉の形を整えます。
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- 骨を復元したいところに骨増生剤をいれ、歯肉を縫合します。
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- 1週間後抜糸します。
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- 1週間後歯茎が正常な状態になっているか確認しできたら完治となります。
口内炎について
頬の内側や唇、舌などに生じる口内炎。口内炎が一度できると数日は治らず、憂鬱になってしまうという経験をした方も多いのではないでしょうか。食事や会話など何をしても痛くて、日常生活に支障をきたしてしまうことも少なくありません。
口内炎ができる原因とは?
口内炎ができる原因はいくつかありますが、多くはストレスや疲れによるものです。ほとんどの口内炎が「アフタ性口内炎」と呼ばれる歯の表層がただれてできるものです。
ストレスや疲れのほか、睡眠不足や栄養不良など心身の健康バランスが崩れるにより免疫力が低下し、身体の治癒能力の低下によって起こると言われています。
ウイルスやカビ、細菌などの増殖によっても口内炎が引き起こされるケースもあります。「ヘルペス性口内炎」の症状としては、発熱や痛みを伴うこともあります。体の不調も同時に伴う時は内科に相談するのもよいでしょう。
また、食事中に頬に傷が出来たり、ほほの内側を誤って噛んだりした際にできた傷が元で、口内炎ができるケースもあります。「カタル性口内炎」は外部からの物理的な刺激によってできた傷に、菌が入って、繁殖することで口の中の粘膜が赤く腫れます。特徴は、唾液が増えて口臭が出ることもあります。
その他、銀歯などの金属にアレルギー反応を示したり、常用薬によるアレルギーによって引き起こされる「アレルギー性口内炎」、喫煙などの習慣により口の中が熱にさらされることで生じる「ニコチン性口内炎」などもあります。
口内炎ができてしまったら…?
お口の中の清潔な環境をキープ
口内炎への一番の対策としては、口の中を清潔に保つことが大切です。うがいを頻回に行うことでお口の中をキレイに保ち、菌の増殖を防ぐよう努めます。口内炎を傷つけないように気をつけながら歯ブラシもしっかりと行い、口の中の細菌数を減らしていくのが良いでしょう。
ゆっくり休んで免疫機能を回復
ゆっくり休養を取ることも大切です。体調を崩したりして、疲れがたまっているときほど免疫力が低下し、口内炎になりがちです。休息をとることで免疫機能が回復し、口内炎は治りやすくなります。
ビタミンをはじめ栄養を摂取
ビタミンB群を積極的に取るなど、バランスよく栄養をとることも口内炎の治癒には効果的です。規則正しく3食しっかり食べて栄養を補給すれば、免疫力も高まり、より治癒が早まるでしょう。特に粘膜を守る働きがあるビタミンB群(B2,B12)が有効といわれています。
喫煙や飲酒は控える
タバコやアルコール、辛い物などの刺激物は口内炎を刺激し、傷口が悪化する原因となる場合がありますので、治癒するまでは控えた方が良いでしょう。
なかなか治らない口内炎には
注意
1~2週間たっても治らなかったり、症状がひどくなる時は歯医者に必ず相談してください。
腫瘍(口腔がん)など、別の病気のこともありますので、あれ?と違和感がある場合はすぐに相談することをおすすめします。
<口内炎の治療法>
歯医者では痛みを止めることに専念します。悪化して仕事や生活がままならない人に対して、口内炎用の塗り薬を処方することが多いです。さらに、口内炎にばい菌が入り込むほどに痛くなってくるので、痛み止めや抗生物質の内服、うがい薬の頻回の使用で痛みを止めていきます。また、粘膜の回復を促すビタミン製剤の服用も良いでしょう。
気になる症状やご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
歯周病のよくある質問Q&A
歯周病と虫歯は違うのですか?
はい、異なります。
虫歯は、歯がお口の中にいる細菌の出す酸によって歯が溶かされてしまった状態を言います。
歯周病は、歯を支える骨(歯槽骨)がお口の中にいる細菌の出す毒素から逃げることによって、歯槽骨が減り歯を支えることができずにグラグラしてしまう病気です。
虫歯と歯周病は異なる病気ではありますが、両方ともお口の中の細菌が原因なので定期検診でお口の中を常に清潔に保つことが予防となり、大切です。
歯周病を治療すると歯を支える骨は元にもどりますか?
歯を支える骨(歯槽骨)は基本的には一度溶けてしまうとほとんど治癒はしません。
基本的には歯周病の治療は、歯周病の進行を悪くならないように止めるためのものです。
歯周病になってから治すのではなく、ならないようにすることが大切でしょう。
歯周病にならないようにするためには何をすれば良いですか?
歯周病は歯に堆積した歯垢が時間とともに歯石となり、その歯石に含まれる細菌が毒素を出し歯槽骨を溶かします。
歯周病にならないようにするためには、歯垢や歯石が歯の周囲に堆積しないようにしっかりとお家でブラッシングをし、定期検診で歯医者さんに磨き残してしまっている歯垢や歯石をとりのぞいてもらうことが必要です。
歯周病はいつから気を付ける必要がありますか?
子供の時から気を付けるべきでしょう。
歯周病は歯の周囲に歯垢や歯石が堆積することで引き起こされるので、歯が生えたら歯周病に気を付けるべきと考えると良いと思います。
痛くないのに歯周病で治療が必要と言われましたが、
治療しなければならないですか?
歯周病は慢性疾患であり、基本的には痛くない病気です。
歯周病で歯が痛いときはすでに重症のことも多々あります。
違和感や歯肉の出血、歯が浮いた感じなど軽微でも症状がある場合は歯医者さんに相談することをオススメいたします。
歯周病を予防するためには歯ブラシの他にどのような道具を使用したら良いですか?
歯周病予防のためのオーラルケア用品は
「歯ブラシ(やわらかめ)」「デンタルフロス(糸ようじ)」「歯間ブラシ」が3種の神器です。
歯垢を落とすために機械的に磨く必要があるので上記の道具が必要です。
「ウォーターピック」は食物残渣は取り除けますが、歯垢を落とすことはできないので適しません。
「うがい薬」も歯肉の出血の抑制や症状の緩和には効果的ですが、歯垢を落とすことはできないので歯周病予防に効果的とは言えないでしょう。