親知らずと小顔の関係性とは?
「親知らずを抜くと小顔になる」と世間で耳にすることがあります。実のところ、あながち間違いでもありません。その理由を挙げてみます。
①親知らずの周囲の骨が痩せる
下の親知らずの場合、エラに近い場所に位置していますので、抜歯することで骨が吸収してエラの部分が若干ほっそりする可能性があります。
②顎の筋肉が痩せる
しっかり噛んでいる親知らずを抜いた場合、その部分が噛まなくなることによって筋肉が使われなくなるため、筋肉が痩せてきます。また、噛み合っていない場合でも、親知らずが手前の歯を押していたりする場合に歯並びがずれたり、違和感を感じることによって無意識にかみしめたり歯ぎしりをすることがあります。そうした場合も、その原因となっている親知らずを抜くことで噛み締めや歯ぎしりなどがなくなり、筋肉がすっきりしてくることが考えられます。
あくまで親知らずを抜いた場合の結果として起こり得る可能性の話にはなりますが、上記のような理由から、実際に親知らずを抜いて小顔になったという体験をされた方がいらっしゃるのかもしれませんね。
親知らずの生え方によっては、歯周病になりやすかったり、隣の歯の虫歯リスクを高めてしまったり、口臭の原因となることもあり、お口の健康のために早めに抜歯した方が良いケースもあります。気になる方は、一度歯医者さんに診てもらうと良いでしょう。
そもそも親知らずとは?
親知らずは、前から数えて8番目に位置する一番奥の歯です。一般的には17~22歳頃に生えてくることが多いですが、生え方や本数にも個人差があります。全て生えてくるものと半分だけ生えるもの、歯茎の骨の中に完全に埋まっているものに分かれます。
完全に埋まっているものや、ほんの少しだけ頭が出ているだけの親知らずは、そもそも親知らずがあることを知らない方も少なくありません。逆に、親知らずと思っていた歯が、実は大切な7番目の歯だったということもあります。親知らずの有無はレントゲン撮影によってすぐにわかります。
抜歯した方が良い親知らずとは?
以下のような状態の親知らずは、抜歯をおすすめするケースがほとんどです。
※ご自身では判断が難しいですので、歯医者さんで診察を受けることをお勧めします。
□中等度以上の虫歯になっている場合
□頬に引っかかって気持ち悪い・よく傷がつく場合
□小さな腫れを繰り返している場合(2回以上)
□大きく腫れてしまった場合
□手前の歯を押している感覚がある場合
□物がよく詰まる場合
□親知らずが原因で手前の歯が虫歯になっている場合
□矯正治療をする場合(必要に応じて)
親知らずの抜歯治療の難易度と費用・値段の目安
①まっすぐに生えている場合
難易度 易
時間 約10~30分
費用 約1,500~3,000円(保険適用・3割負担の場合・レントゲン別)
②横向きに生えている場合
難易度 中~難
時間 約30~45分
費用 約3,000円(保険適用・3割負担の場合・レントゲン別)
※歯根の本数によって治療時間が変わります。
③骨の中に埋まっている場合
難易度 難
時間 約30~90分
費用 約3,000~5,000円(保険適用・3割負担の場合・レントゲン別)
※埋まっている骨のかぶさっている量により治療時間が異なります。
<年中無休・夜22時まで診療>いつでもご相談ください
心斎橋より徒歩6分・松屋町駅より徒歩4分・長堀橋駅より徒歩2分の歯医者・あい歯科では、親知らずの診察・抜歯治療にも丁寧に対応しております。
お痛みにも十分な配慮をしておりますので、どうぞ安心してお問い合わせください。