歯医者での麻酔の効果について
歯の治療をおこなう際、本当に麻酔が効くのか不安になりますよね。そこで、麻酔の効果について詳しく説明しましょう。
大人の場合と子供の場合
歯医者での麻酔は、大人の場合、およそ1~3時間の効果があります。歯だけでなく、歯の周囲までしびれさせるため、治療後でも麻酔の感覚が残るでしょう。時間がたてば、しびれはとれるので安心してください。ただし、全身麻酔をかける際は3~6時間麻酔の効果が残ります。また、子供の場合は、大人の半分以下の麻酔量を使うので、およそ1~2時間で効果が切れるでしょう。
麻酔後の注意点
歯医者でも説明されると思いますが、麻酔後は日常生活に気をつかわなければなりません。麻酔後の注意点を紹介します。
食事
麻酔が完全に切れてから食事をしてください。なぜなら、麻酔が効いている中、食事をすると誤って唇をかんでしまうからです。麻酔をした部分に傷がついていたとしても、気づかずに菌が入り込んでしまう可能性があります。どうしても食事をする際は、麻酔をしていない反対側で食べてください。
運動
麻酔後の激しい運動はNGです。運動は血の巡りを活性化させるため、血が止まらなくなる恐れがあります。麻酔を使用した治療だけでなく、抜歯後も控えましょう。
アルコール
麻酔直後にアルコールを摂取すると、血流が活性化して痛みが倍増します。さらに、治療箇所が出血したり、腫れあがったりすることもあるのです。
入浴
入浴も運動と同じく、血流が活性化して痛みが増す恐れがあります。スッキリするためにお風呂に入りたいという気持ちはあると思いますが、麻酔が切れるまで待ちましょう。麻酔後すぐの入浴は危険です。
効きにくい状態とは
歯医者の麻酔が効きにくい状態があります。一体、どんな状態が当てはまるのか、以下に記してみました。
•強い炎症を起こしている
•周囲の骨が硬い
•根の周囲に膿(うみ)がたまっている
以上に当てはまる場合、麻酔が効きにくくなります。特に、強い炎症を起こしているときは、組織内が酸性になるため、麻酔が効きにくいのです。歯の神経にまで麻酔が届かなくなってしまいます。