むし歯が進み、歯の中の神経に近づくと、冷たいものや甘いものがしみる、歯が欠けたり穴が開いたるするなどしてご自身でも自覚する症状が現れます。痛みのあり、なしにかかわらず、むし歯が神経に達している場合は神経をとる治療と、その歯の根の治療が必要になります。
抜髄を必要とする大きなむし歯の治療手順
-
奥歯の溝からのむし歯が進み、歯の神経に達した状態。
黒=むし歯
グレー=神経
赤点線=『痛み刺激』 -
麻酔をして虫歯の部分をしっかりと削り取る。
-
1.歯の神経を取り除く。
2.歯の根『根管』の壁についているタンパク質などもきれいに取る。 -
歯の長さを測る『エンドメーター』という器械を使用し、音とメーターで根の先端の位置を確認。
-
『根管』の空間にゴムのような材料をしっかりとつめ、ばい菌などが入らないようにする。
根管治療が終わると、歯の形を回復すためのかぶせものの治療になります
-
根管治療終了後
-
コア(土台)をつけた歯の形をかぶせもの(クラウン)が入るように削って形を整え型取りをします。
-
かみ合わせを調整して、接着したら終了です。